株価暴落時はどうしますか?

確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。

日経平均は2月6日に前日比1600円以上安くなってしまいました。

その後一旦戻しかけたものの、2月9日はさらに前日比約500円下がって21300円辺りを推移しています。

でも、2017年の10月辺りの値段なんですね。

こんなチャートを見ました。

NEXT NOTES S&P500 VIX インバース ETN(上場投資証券)ですが、今回の米国株式急落をうけて、たった1日で9割の資産が消失し早期償還が決定しました。

前日の終値の20%かそれ以下になったら償還するという商品であった為ですが、暴落しすぎて償還金額は1,144円。

3万~4万円のものが、一日で1,144円になってしまう。だから、投資はコワい・・・と思われるかもしれません。

ただ、このETNは「S&P500VIX短期先物指数の前日比変動率(%)の-1倍になるように設計された指数に連動する商品」です。

VIX 指数は恐怖指数と言われ、株価暴落時には暴騰しますが、株価が落ち着くにつれて戻ってくる動きになります。

指数が暴騰したときに売って収まったときに買い戻すと大きく利益を取れますが、売るタイミングを間違うとどれだけの損になるかわかりません。

しかし、このETNは、それと反対の動きになる設計のため、VIX指数が急騰した時(株価暴落時)に買い入れて指数が戻ったら売れば、信用売りでなくても暴落時に利益を得ることが出来ます。

利益は限定されますが、最悪の場合でも買った分の損だけですみます。

もし、前日の終値を20%にならない範囲で下がっていけば償還はされず、戻りの利益を待てば良かったのです。




今回、世界全体株安となりました。

SBI証券のiDeCo商品で見てみますと、5日から9日の下落は、

・ダウ指数に連動するiFree NYダウ・インデックスは15,291➝14,280 の1,111円、約7.9%の下落

  • 国内株式のひふみは15,703➝14,606 の1,097円、約7.5%の下落

  • 8資産バランスは11,815➝11,349 の486円、約4.3%の下落 

となり、リスクを取りたくない投資初心者の方には、バランスファンドが良いかもしれません。

そして、SBI証券のiFree NYダウ・インデックスの順位が4位に上昇していました。

暴落して安くなっている、けれど値段が戻る可能性が高いものなので、スイッチングされる方が多いのでしょうか。




2月22日に19時からハートフルスクエアGでセミナーを開催します。

詳細は後日お知らせします。