【iDeCoの目的は自分の老後資金作り】7月19日のセミナー終了しました。
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。
19日にセミナーを開催しました。
専業主婦がiDeCoに加入するのはメリットが無い?
iDeCoを60歳で引きだすには、10年以上の通算加入者等期間(加入者期間+運用指図者であった期間)が必要です。
国民年金の受給資格期間(加入期間+合算対象期間)が10年以上と似てますね。
ただ、通算加入者等期間が10年に満たなければ、最長65歳まで引き出せない期間が延びるだけです。自分のお金ですから受け取れます。
そうであれば、企業型に加入していて、退職して専業主婦になる場合、運用指図者でいる方が良いのではという声もあります。
しかし、iDeCoの加入期間というのは掛金を拠出していた期間です。
確定拠出年金を一時金で受け取ると退職所得控除が使えます。加入期間=勤務期間と置き換えて計算します。
一時金で受け取る時の退職所得控除の枠が増えます。最低限の5,000円拠出していても、企業型でMAX55,000円の拠出でも、1年は1年です。
将来、再就職されることもあるでしょう。
起業されることもあるでしょう。
資産を順調に殖やせたら・・受け取り時の節税枠を大きくしておくと良いですね。
では、ずっと専業主婦でいるから、運用指図者でいた方がいい?
ずっと専業主婦でいるってことは、移換の必要がないってことです。
ずっと、60歳過ぎて引き出すまで、運用を続けることが出来ます。
移換のために現金化する事が無く続けられます。
しかし、iDeCoの目的は、自分専用の老後資金作りです。
少しずつの掛金でも、長く運用することで、複利の力を利用して大きな資産を作る事が出来るのです。
節税メリットが無いから損ということよりも、誰にも持って行かれない、老後の自分が使えるお金を作っておくことが大切です。