「とりあえず元本確保型」の注意点

冬の寒さがやってきました。

週末は積雪かも。。

確定拠出年金相談ネット認定FP林です。

各金融機関のiDeCo個人型確定拠出年金のサイトがとても見やすくなりました。

資料も分かりやすくなりました。

確定拠出年金の税制メリット「掛金の全額所得控除」のため、

とりあえず口座開設、とりあえず元本確保型

という方もいらっしゃると思います。

iDeCoのメリットはご存じですよね。

例えば、毎月5千円の掛け金を拠出するとして、年間6万円。

所得税率5%の方でも、住民税10%と合わせて毎月750円分の節税、利息先取りのようなもの。

年間にすると9,000円の節税。

某証券 口座開設時に2,777円、月々の手数料167円(10万未満は393円)の手数料が掛かりますが、

口座開設手数料が掛かる初年度でも7,493円<9,000円なので、

手数料を払ってもメリットが大きくなります。

(注)手数料は金融機関によります。

とりあえず元本確保型、おなじみの定期預金があります。

iDeCo口座なら預金の利息は非課税なので、通常の窓口で取り扱いのものよりその分余計に再投資できます。

他の商品に預け替えるために途中で解約した場合、中途解約利率の適用となりますが、

通常の窓口で取り扱う場合でも同じです。

金利が低くはなるものの、元本割れの心配はありません。

iDeCo口座の定期預金もペイオフの対象になります。

が、ここで注意。

もし、既に1,000万程度の預金がある場合、iDeCo口座では別の銀行預金を選んだ方がいいです。

ペイオフは、金融機関が破綻した場合に1金融機関1人あたり1,000万とその利息までは全額保護してくれる制度だからです。

他に、保険商品が元本確保型に入っていることもあります。

金利が定期預金より良かったりします。

選びたくなりますよね。

しかし、途中で解約すると、解約控除の適用で元本割れすることもあります。

元本確保≠元本保証

しかし、60歳以降に受け取る場合に保険商品を解約しても解約控除は適用されず、期間に応じた利息も払って貰えます。

銀行定期は、60歳以降に受け取る場合でも満期前に解約すると、中途解約利率が適用されてしまう場合が多いのですが、

元本割れはありません。

よって、投信を買うまで「とりあえず」お金をいれておいておく場合は定期預金。

受け取りがに近づき、運用も良いところで売って、残りの期間預けておく場合は保険商品。

というような使い方も一つの案です。

定期預金であれば元本割れはしません。が、某地銀さんの定期預金利率は0.01%

今、銀行利息はあって無いようなもの。

投資を勉強して、運用して、大きく殖やしましょう。