【ロボアド研究会 第2弾 THEO ( お金のデザイン)】 ゴッホ~最期の手紙~
確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。
ロボアド研究会(対談チームから勝手に変更)は、去る4月4日、『お金のデザイン』を訪問しました。(社名も『デザイン』なんですね。)
雑居ビルの一室の入り口に、ぽつんと受付用の電話。まるで、スペインのアンダルシア地方(ゴッホはオランダ生まれですが)の白い家を思わせるような白い壁の部屋に、お金のデザインのオブジェ。
昨年11月3日に公開された映画、『ゴッホ~最期の手紙~』
物語は、一通の届けられなかった手紙から始まる。
自殺したゴッホが彼の弟テオに向けたものだった・・・。
売れない画家ゴッホの才能を信じて、「お金」を通じて、ゴッホの自分らしい生き方をサポートしたテオ。
テオがゴッホをサポートしたように、全ての人にとっての「テオ」になれないか。
そんな思いで、『お金のデザイン』は、このロボアドバーザーによる投資一任サービスを「THEO」と名付けたそうです。
20代30代の若い世代の社員が「自分だったら、どんなものが欲しい」が発想の始まり。
HPも言葉も、感性に訴えるものがあり、従来の金融機関とは全く違うのです。
そして、トコトン技術に手を抜かない、その人に常に最適なものを求める姿勢は、真面目で正直な印象を受けました。
GPIFの運用委員であるアカデミックアドバイザーと、運用経験豊富な実務家(数学・物理学の天才と超天才)による運用。
一任規約の1%の手数料についても、最適な運用状態になるよう毎月リバランス、市場の動きに合わせてのトレードなど、常に最高のパフォーマンスを求めていることから、相当の付加価値が盛り込まれているようです。
ロボアドバイザーによる質問は、通常、その人のリスク許容度を測るものです。
しかし、例えば、「株価が急落しました。その時あなたはどうしますか?」となったときに、「買い増す。」と答える人は多いと思います。しかし、その人がその場になったときに、本当に答えたとおりの行動を取るか・・というと、ほぼ売ってしまうのですね。それでは質問に意味が無いですね。
そこも改良され、年齢、収入、貯蓄残高などから投資行動を読み取り、最適な運用コースを提案する事にしたそうです。
そして、この若い世代に「正しい資産運用」をして欲しいという思いから、THEO1万円から始められる、そして1万円以上1千円刻みで積み立てが出来るものになっています。
少しの金額から、時間と複利の力を利用して大きく資産を形成していく。
商品について何も知識が無くても、先ず、始めてみて実感してもいらい、投資に興味を持ってもらって知識を増やしてもらう。
一気にドカンではなく、雪だるまのように時間と共に大きくしていく。
そんは資産形成をして行って欲しい。
ゴッホがテオに怒りをぶつけます。
「お金は与えてくれたけれど、恋人も、家族も、他のものは何一つ与えてくれなかった。」
人生は、与えられるものではなく、自分が切り開いていくものです。
投資は、ロボが。
人生は、あなたが。
という、THEO のキャッチコピーの深さに頷き、お金のデザインを後にしたのでした。
お金のデザインの井上様、ご多用の中、お時間を取ってお話を聞かせて戴きありがとうございました。